リノベーション会社の選び方 vol.1
―「だれと、つくるか」で変わる暮らしづくり―

リノベーション会社の選び方 vol.1
―「だれと、つくるか」で変わる暮らしづくり―

 リノベーションを考え始めたとき、多くの方がまず検索するのは「大手リノベーション会社」や「ハウスメーカー」ではないでしょうか。知名度もあり、体制もしっかりしているという点から安心感がありますよね。
 ただ、いざ具体的に話を進めていくと、次のような不安や課題に直面する方も少なくないようです。

「担当が変わるたびに同じ話を繰り返し、理想や想いがうまく伝わらない」
「パッケージ化された仕様やルールが多く、『自分たちらしいこだわり』を貫けない」

 そんなときに候補として浮かぶのが、私たちのような小さな設計+施工のオフィスです。はじめて会社名を聞いた方の中には、「小規模な会社に高額な依頼を任せて大丈夫かな」と感じる方もいらっしゃるでしょう。
 たしかに、大手のようなスピードや知名度はないかもしれません。でも、その小ささの中にこそ、大手では得られない「顔が見える安心感」があると思っています。
 今回は、リノベーションの基本的な流れを整理しながら、「誰とつくるか」という視点で、違いとその価値について考えてみたいと思います。

リノベーションの基本的な流れ

どの会社に依頼しても、リノベーションの大枠の流れは似ています。

1. 問い合わせ
2. ヒアリング
3. 現地調査
4. プラン提案
5. 費用の打ち合わせ
6. 打ち合わせ(プラン・費用など複数回)
7. 工事契約
8. リノベーション工事
9. 引き渡し

違いが出るのは、この流れを「誰が」「どんな体制で」担当するかという点です。

組織体制の違いと「二人三脚」の価値

 リノベーションの相談から引き渡しまでには、営業、設計、施工管理など、たくさんの人が関わります。たとえば大手の会社では、「最初に話した人」と「プランを描く人」、「現場を見る人」は、それぞれ担当者が異なります。
 それに対して、Co-DESIGN OFFICEでは、そのすべてを最初から最後まで、同じふたりが担当します。

リノベーションプロセス

ここからは、それぞれの体制の特徴をもう少し具体的に見ていきましょう。

大手リノベ会社の特徴

 大手の場合は、営業・設計・施工が分業されており、効率的でスピーディーです。多くの案件を同時に進められる強みがあります。
 ただ、担当が変わるたびに同じ説明を繰り返す必要があったり、誰に何を伝えたらいいのか迷ったりすることもあるかもしれません。安心感がある反面、個別対応は苦手なことが多く、「もう少し自由度があれば」と感じる方もいらっしゃるようです。
 私たちを選んでいただいたお客様には、「一生に一度あるかないかの買い物を、流れ作業のようにやってほしくなかった」とおっしゃる方が多いのも事実です。

Co-DESIGN OFFICEの特徴

 2人体制のCo-DESIGN OFFICEでは、最初に出会ったその日から引き渡しの日まで、ずっと同じふたりです。話が途切れず、想いがそのまま形になっていく。それが、二人三脚で伴走する安心感です。
 月に一組限定で、2週間ごとの打ち合わせを重ねながら丁寧に進めるため、同時進行の案件も限られます。その分、目の前のお客様に全力で向き合うことができる。
 図面を描く設計者が現場に立ち、職人と直接話しながら、暮らしの温度を感じ取って調整していきます。

リノベ会社の選び方のカギは「誰とつくるか」

 リノベーションは、単なる「モノづくり」ではなく「人との協働プロセス」です。大手の良さは「仕組みの安心感」、小規模の良さは「顔が見える信頼感」。どちらも一長一短があり、どちらも間違いではありません。
 予算を優先したいなら大手のパッケージ提案の方が良いこともありますし、自分らしさや自由度を求めてこだわりたいなら私たちのような小さなオフィスが良いかもしれません。
どちらが正解ということはなく、大切なのは、自分たちに合ったパートナーと出会うこと。
 リノベ会社選びのカギは、「どんな家をつくるか」よりも「誰とつくるか」だと私たちは考えています。
 Co-DESIGN OFFICEでは、「家をつくる前に、関係をつくること」を大切にしています。

 打ち合わせを重ねながら、暮らしの背景や小さな想いを一つひとつ形にしていく。それが、私たちの考えるリノベーションのあり方です。
もし「じっくり話しながら自分たちらしい暮らしを形にしたい」と思われたら、どうぞ気軽に声をかけてみてください。
 ふたりで、あなたの暮らしに伴走します。