暮らしを彩るmateria
Vol.2 木
暮らしを彩るmateria
Vol.2 木

「木」は、空間にやさしさと力強さを与える素材。「暮らしを彩るmateria」の第二回は「木」についてのお話です。手に伝わる温かさ、流れるような木目、自然のかたちそのままの一枚板に、フィーチャーします。
おしゃれなお宅でよく見かけるのが、一枚板を使ったテーブルです。
一昔前までは、和食屋さんや焼き鳥屋さん、お寿司屋さんのカウンターなどでしか見かけず、和風なイメージが強かったものですが、近年はアイアンの脚を組み合わせたものやガラスと組み合わせたものなど、北欧風インテリアやモダンインテリアにも馴染むアイテムが増えてきました。
自然が生み出した、ありのままのかたち。流れるような木目。品の良い佇まいで、空間に静かな存在感を放ちます。素材としてのあたたかみや、触れたときのやさしい感触も、住まいに選ばれる理由のひとつです。
使われる木には、さまざまな種類があります。以前は、少し暗めのウォールナットが流行でしたが、最近はナラやトチ、杉、オークなどの明るい色の素材が人気です。
木は、種類によって価格が異なり、板が厚くなるほど希少性も高まります。


明るい素材が人気だと言いましたが、その流行とは無縁の木材があります。
一枚板が使われているおしゃれなバーを見たことはありませんか? 深みのある色で赤みが強い艶やかな板が使われていたら、それは希少なブビンガかもしれません。アフリカなどの熱帯地域原産の常緑広葉樹で、硬く摩耗にも強い素材です。バーで使用されることが多く、「ブビンガが使われているバーは一流だ」と言われるほど、木材の中でも、とりわけ特別感のある存在として知られています。
一枚板は、ダイニングテーブルやコーヒーテーブルに選ばれる方が多い印象がありますが、バーのようにキッチンカウンターに一枚板をセレクトされるお客さんも増えてきました。

その場合、私たちで一から施工します。1回目の「石」の回でお話したのと同様、木材も材木屋さんに足を運んで選ぶことができます。
実際に触れて、模様や色合いを確かめながら、お気に入りの一枚を選ぶ時間も特別な体験になります。
もちろんご希望があれば、ダイニングテーブルの木なども弊社でご用意することができます。

継ぎ目のある木に比べると価格は上がりますが、それも「一生もの」として出合いを楽しむ時間のひとつ。そう考えてセレクトされるお客様も多くいらっしゃいます。そのまま使い続けるのも良いですが、ダイニングテーブルの脚を付け替えてカフェテーブルにしたり、一部をカットして別のものに作り変えたり、ライフスタイルの変容に合わせてアレンジも楽しめます。
一生ものにとどまらず、お子さんに引き継ぐという方も。長く大切に使うことで、ほかの何ものにも変えられない逸品になることでしょう。
「ものを大事に使いたい」「生活の中で自然のぬくもりを感じたい」「愛着が湧くアイテムがほしい」という方は、ぜひご相談ください。あなただけの一枚を見つけるお手伝いをいたします。